補助的地域地区

補助的地域地区とは、都市計画の中で用途地域を補完し、特定の目的や条件に応じた土地利用を調整するために定められる地域区分です。たとえば、景観保護や防火対策、緑地の保全、災害リスクの軽減などが目的とされます。これにより、通常の用途地域だけではカバーしきれない都市の特定ニーズに対応し、快適で安全な生活環境を維持することを目指します。補助的地域地区は、用途地域と重ねて指定されることが一般的です。

特別用途地域

用途地域内と準都市計画区域に定めることができ、その地区の特性にふさわしい土地利用などを実現する場合に指定されます。なお市町村が条例で制限を付加・緩和することが可能です。

たとえば、文教地区や観光地区など、その地域の特性に応じて指定されます。これにより、特定の地域で教育、文化、観光などの目的に適した環境を保護し、促進することが可能です。具体的には商業地域内にある小学校をイメージすると、特別用途地域によって小学校の近隣にパチンコ店や風俗店ができるのを防ぐことができます。

特定用途制限地域

用途地域の指定がない非線引き区域や準都市計画区域において定めることができ、人の集中や騒音、振動などを発生させるおそれのある施設等の建設を制限することができます。

高度地区

用途地域内と準都市計画区域に定めることができ、建築物の高さの最低限度や最高限度を設定できます。

高度利用地区

 

高層住居誘導地区

一定の条件を持つ用途地域：第一種住居地域、第二種住居地域、準住居地域、近隣商業

特例容積率適用地区

東京駅

特定街区

用途地域内と用途地域外（準都市計画区域×）

景観地区

 

風致地区

用途地域内と用途地域外、準都市計画区域に定めることができる。

特定用途制限地域

用途地域外、準都市計画区域に定めることができる。